私の子供の頃の夢は幼稚園の先生になるこのだった。
自分は幼稚園の頃が一番楽しかったし、幼稚園の先生が大好きだった。
小さい子が好きだったし、自分が一番楽しかった時期の子供達が、あの頃は楽しかったってずっと思えるようなお手伝いをしたいと思っていた。
だけど、高校の先生に『保育士になりたいから、短大に行きたい。』と進路の話をした時に、『女の子はみんな保育士なりたいって言うよね。』って笑われた。
すごくショックだった。
保育士になりたいって言えなくなってしまった…
未来が見えなくなった。
友達ともうまくいってなかったので、学校に行くのが嫌になった。
今の私は保育士になっていない…
保育士の知り合いが子供は可愛いけど、親との付き合いが大変で、保育士を辞めた人を知っている。
私は美術の才能がないから、工作や絵も下手。歌も下手。ピアノも習っていたけど、楽譜も読めない…
子供は好きでも、自分より若くて金髪のお母さんは苦手で話せない…
そう考えたら私は保育士、幼稚園の先生なんてむいてないから、高校生の時に夢を諦めてよかったのだと、思うようになった。
長女の幼稚園に、入園前の幼児を遊ばせてくれる会に次男を連れて行った。
その時、次男はお遊戯室で先生がいろんな事をしてくれてるのに、長女に会いたくて、長女の教室にお遊戯室を逃亡して行ってしまう。
すると長女のクラスメイトの子達が次男に『来ちゃダメだよ。』とか『お姉ちゃんに会いたいの?』とか少しかまってくれた。
ヤンチャで有名な男の子が『来ちゃダメだぞ、がおー!!』とか次男をかまってくれて、『B君、この子来ちゃだめだよねー!』ってヤンチャの男の子の名前を言ったら、『僕の名前わかるー!?』って聞いてきたので、『B君』って言ってあげたら、キラキラした目で嬉しそうな顔をしてくれた。ヤンチャだって長女から聞くけど、おばさんが名前を覚えてただけでこんなに嬉しそうな顔をしてくれてとても可愛く思えた。
長女の幼稚園の子供達はとても人懐っこい子達が多くて、幼稚園に遊びに行くと、みんな『みて、みてー!』と声をかけてきてくれる。
やっぱり子供達ってとっても可愛いなぁ。
自分の子供はとっても可愛い。でも、イライラもいっぱいする。
幼稚園の先生も絶対子供達がかわいいだけじゃなくて、大変な事もいっぱい、いっぱいあると思う。
でも、どんなヤンチャな子でもやっぱり幼児は純粋で可愛いらしい。
そんな子供達と関われる仕事が出来たら幸せだろうなぁ。
何で、高校生の時に夢を諦めてしまったのか…
ピアノも歌も習って頑張って練習すればきっと出来るようになったかもしれない。
工作とかのアイデアとか絵の才能はないけど、諦めないで、努力してみればよかった。
努力もしないで諦めて、自分には出来なかったって本当に自分は情けないよ…
でも、やっぱり子供は可愛いなぁ。子供とかかわれる仕事が出来たらなぁって思ってしまった